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日本での印刷技術の歴史について

世界で初めて印刷されたものは、なんと日本の「百万塔陀羅尼」というものです。これがつくられてから、なんと200年以上もの間、日本では印刷物がつくられることはありませんでした。平安時代になると、摺経供養が盛んになりました。これが起爆剤となり、奈良の寺院を中心に出版事業が盛んになりました。興福寺などでつくられた出版物は春日版と呼ばれています。さらに鎌倉時代に入ると高野山の金剛峰寺でも出版されるようになり、これは高野版と呼ばれています。安土桃山時代には日本に来た宣教師達に日本語の勉強をしてもらうために、キリシタン版と呼ばれる日本で初めての活字による出版物がつくられました。

世界での印刷技術の歴史について

東アジアでは7世紀頃にはもうすでに木版印刷が行われていたといわれています。この技術は中国から朝鮮半島へ流れ、そして日本に流れていったそうです。ほかにも、シルクロードを通って、中国からヨーロッパにも流れていったとも言われています。そのあと、11世紀には木版ではなく、陶器をつかった出版物がつくられるようになりました。13~14世紀に入ると朝鮮で金属活字による印刷が行われるようになりました。しかし、漢字は、種類があまりにも多いため、中国や日本にはあまり普及しませんでした。ヨーロッパでは、文字の種類が少ないアルファベットしかなかったために、普及したのだそうです。

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